Q 相続した不動産登記簿に古い仮登記が残っています。どうしたら消せますか?
■訴訟を起こすのが最短ルート 相続登記のご依頼を受けていると、下図のように40年以上前など父母・祖父母の代になされた古い仮登記が残っている登記簿をしばしば見かけます。 このような仮登記が残っていると、その不動産の売却に支障が出ることがあります。 なぜならもしこの仮登記の名義人が、本登記を申請した場合には、それより後に入った登記(上図でいうC名義の3番登記)は、全て職権で抹消されてしまうことになっているからです(不動産登記法第109条第2項)。 実際にはもちろん、このような古い仮登記は、名義人本人ですら既に忘…